2022-01-01から1年間の記事一覧
『小鳥たち』『山の人魚と虚ろの王』と山尾悠子を立て続けに読んだ。 高度な幻想文学について語る難しさをいままさに感じている。何度か山尾悠子について友人に語ろうとしたことがあったが一度としてうまくいったことがない。それは安易なメッセージ性やメタ…
自分が青かったころは何もかもが嫌で、若いうちに漠然した終幕を迎えると、本気でそう考えていた(あながち無根拠ではなかったのだがそこについては割愛する)。 そのころの発想からしてみると現在の自分は、迎えるはずのなかった未来と言うべきところにいて…
作家との別れはいろいろなものがあって、自分が成長するにつれて(変わらない)作風が肌に合わなくなる場合や、逆に作風が大きく変わってついていけない場合もあるし、(自分にはあまり覚えがないが)作家の作品外での言動が気にくわないとかもあるかもしれ…
『20世紀の幽霊たち』、『怪奇日和』に次ぐジョー・ヒル3つ目の短編集。 怪奇疾走 (ハーパーBOOKS) 作者:ジョー ヒル,スティーヴン キング ハーパーコリンズ・ジャパン Amazon 前2巻に勝るとも劣らない、バリエーションにあふれた収録作に大満足。 イギ…
1年もほうっておいたところに何かを書く。新雪に足を踏み入れたような心地だ。冬らしい。 本は読んでいる。物語を読むことをやめることはできない。しかし。ここに何かを書く意欲がない。twitterでちょっと何かを言ってだいたい満足する。 1年くらい前から紙…